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コメとiPhone

この週末は、iPhoneの水没という世にも恐ろしい体験をしてしまいました。

ひとつここは、恥を忍んで一部始終を書いてみることにします。

土曜の昼下がり、化粧室(というほどおしゃれなお部屋ではもちろんありません)で用事を済ませて、服装を整えていたら、ポケットに入れていた物体がするするっとポケットから出てきて、ボッチャン…。それがわがiPhone 4Sちゃんで、たまたまドックコネクタにカラビナを付けてそこにネックストラップを付けていたので、ほぼ条件反射的にストラップを引っ張って引き揚げて救出しましたが、一瞬ながらiPhoneくんはほとんどの部分が水没。な、なんと…

ドキドキしつつホームボタンを押してみると普通に反応してくれたのですが、それは上側から落ちたためイヤフォンジャック部分にあった空気が気泡になってジャック内部に残り、水の浸入を防いでくれたことと、ドックコネクタにつけていたカラビナが、コネクタ部分からの水の浸入を抑えてくれたこと、さらにはネックストラップを付けていたので、すぐに引き揚げることが可能だったことなど、いくつか好条件が幸いしたようでした。(ちなみに後から落ち着いて調べると、こういうときはすぐに電源を切るべきで、ホームボタンを押すなどもってのほかのようです。)

とりあえず全体を拭いて、ティッシュを紙縒り状にしてイヤフォンジャックとその隣のマイク穴?の水分を吸い取って、大丈夫だろうか、と思って見ていると、しばらくするうちに、バックパネルのカメラ窓とフラッシュ部分に結露が発生。これは困った。

そこでグーグル先生に聞いてみると、どうも水没の場合にはデバイスを生米に突っ込んで放置する、という技があるらしい。以前どこかで聞いたような気がするのですが、まさか私が自分で試すようになるとは思いませんでした。

何はともあれ、溺れるiPhoneはコメにもすがる、ということでやってみましたよ。用意するものは、

  • ジップロック 小
  • 生コメ 2カップ
  • 調味料は入れないでください

コメ2カップでは完全にiPhoneをコメが覆うようにはならないので、本当はもう1カップ使おうとしたのですが、山の台所の神様に怖い顔でにらまれたので2カップで止めておきました。落ちた場所が場所なので。。

こうして電源を切ったiPhoneをコメと一緒に袋に入れて密封して、あとは結露した水分が蒸発しやすいように暖めるわけです。急激に暖めるのはやばそうな気がしたので、私が一晩添い寝して暖めてあげました。添い寝してあげるとふだんは冷たいガラスとアルミのiPhone嬢にも温もりが感じられるようになり、以前にも増して愛着も沸くというもの。

一晩添い寝してあげたら、カメラ部分の曇りもきれいに取れました。めでたしめでたし。ふう(汗