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Jazz Night in America

 

Jazz Night in America最近、気に入ってよく見ているのが、NPR.org の “Jazz night in America” というプログラム。今をときめくジェイソン・モランやロバート・グラスパーから、ベネズエラの学生ビッグバンドまで、なかなか興味あるコンサート映像を届けてくれています。最近見たお気に入りの映像からいくつか。

  • Home Cooking: The Philadelphia Jazz Organ Tradition In Concert:ジャズ・オルガンをフィーチャーしたジャムセッション。ホーン奏者のなかでもお爺ちゃんサックス奏者の存在感が際立ってる。
  • Anat Cohen & Choro Aventuroso At Jazz At Lincoln Center:イスラエルのクラリネット奏者とブラジルの音楽家とのコラボレーションによるショーロ音楽。いわゆる「ジャズ」の概念からはやや離れるようだけど、実はかなり即興的でアグレッシブな演奏を聴かせてくれる。

あと、まだ見てないんだけど、クラシカルな弦楽四重奏をまじえた、Akua Dixon At Central Brooklyn Jazz Festivalとか、強面スキンヘッドとは似つかわしくない繊細な音色のアルト奏者、ミゲル・ゼノンのMiguel Zenón’s ‘Identities Are Changeable’とかも興味深い。その他たくさんのアーカイブ映像・音源が多数公開されています。

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琴、尺八、ビッグ・バンドによるスタンダード・ボッサ

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「琴、尺八、ビッグ・バンドによるスタンダード・ボッサ」というあまりにもひねりがないようでいながら、「スタンダード・ボッサ」って何?という疑問もわく題名のアルバムであります。スタンダード曲とボッサ、ということなのか、はたまた「スタンダードなボッサ」なのか。しかしあまり深く考えることもありますまい。宮間利之とニューハードというと日本のジャズ・ポップスの歴史に深く刻まれるビッグバンドであります。フィーチャーされております和楽器奏者のうち、山本邦山氏は今年2月に逝去されましたが、尺八をジャズに持ち込んだことで有名なお方。ピアノの菊池雅章との共演なども有名。秋吉敏子のご主人だったが、フルートを尺八のごとくに唸らせて吹く外人さんがいましたが、あれは明らかに山本邦山氏の影響ではないだろうか。
いずれにせよ、和楽器入りジャズというとなにかゲテモノ的な、あるいは何か難解なイメージを感じさせますが、あえてそういう異色さを排除するような、実に洗練された山木幸三郎氏の編曲。そして、やはり異色な感じを避けるためなのでしょうか、和楽器の入る曲と和楽器抜きの曲とほぼ交互に配置されていて、そのうちに尺八の節回しとサックスのビブラートとが融合してくるような気がしてきます。数年前、キングレコードが「カルト編」などと称して異色の和ジャズとしてCDで再発したものですが、いたって普通などちらかというとイージーリスニング風なジャズ・ボッサ集。変な音楽を期待していると気が抜けるほど普通です。などと書きながら、改めて邦山氏の冥福をお祈りします。