Open Well Tempered Clavier

BaⒸh to BachKimiko Ishizaka さんのCCライセンスによるクラシック録音は、Bach のゴルドベルグ変奏曲から始まりましたが、その第2弾として、同じくバッハの平均律クラヴィア曲集第1巻がこの春から公開されています。

もちろん落として聞いてみましたが、なかなか端正なピアノです。楽譜もPDFで付いてきますから、学生さんなどにもいいのではないでしょうか。

次は第2巻と思いきや、ショパンの24の前奏曲をプレイエルの古楽器で演奏とのこと。こちらも楽しみです。

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Jazz Night in America

 

Jazz Night in America最近、気に入ってよく見ているのが、NPR.org の “Jazz night in America” というプログラム。今をときめくジェイソン・モランやロバート・グラスパーから、ベネズエラの学生ビッグバンドまで、なかなか興味あるコンサート映像を届けてくれています。最近見たお気に入りの映像からいくつか。

  • Home Cooking: The Philadelphia Jazz Organ Tradition In Concert:ジャズ・オルガンをフィーチャーしたジャムセッション。ホーン奏者のなかでもお爺ちゃんサックス奏者の存在感が際立ってる。
  • Anat Cohen & Choro Aventuroso At Jazz At Lincoln Center:イスラエルのクラリネット奏者とブラジルの音楽家とのコラボレーションによるショーロ音楽。いわゆる「ジャズ」の概念からはやや離れるようだけど、実はかなり即興的でアグレッシブな演奏を聴かせてくれる。

あと、まだ見てないんだけど、クラシカルな弦楽四重奏をまじえた、Akua Dixon At Central Brooklyn Jazz Festivalとか、強面スキンヘッドとは似つかわしくない繊細な音色のアルト奏者、ミゲル・ゼノンのMiguel Zenón’s ‘Identities Are Changeable’とかも興味深い。その他たくさんのアーカイブ映像・音源が多数公開されています。

最近買った音楽

新しいMacBook良さげですね。そこそこ非力な感じを漂わせているのもいとをかし。時計の方は今は論評はしないでおきます。

さて、近況報告がわりに、最近耳に残った音楽とかについて。

  • 森ゆに「シューベルト歌曲集」:「雨と休日」というオンラインショップで見つけました。古典音楽を古典らしくなく、肩肘張らない歌声で歌っているのが魅力。
  • 吉田慶子:近作が月刊ラティーナで高く評価されていたので、気になっていたボサノヴァ歌手。ショーロクラブの笹子さんのギターで歌っているナラ・レオン集をたまたま図書館で見つけて借りてみたらかなり良かったので、森ゆにさんのCDと一緒に「雨と休日」さんから買ってみました。ミニマムなピアノ伴奏とともに、ささやくように、しかしポルトガル語のリズムを大事にした歌声が心休まる。
  • Alfredo Rodriguez “Invasion Parade” :これはたまたま見かけた Youtube のこちらの動画がなんだかぶっ飛んでいて、どんな人なのかと思って、とりあえず最近作を iTS で買ってみた。キューバ出身の若手ピアニストで、調べてみると昨年ブルーノート東京とかに来ていたらしく、ライブのレビューも出ていたり。同じキューバ出身のゴンサロ・ルバルカバとか近頃えらく円熟してきて、若い頃の弾きまくりを期待して新作を聴くと欲求不満になるんだけど、アルフレドさんはとにかく若い。リズムもハーモニーも鋭いなかなかに尖った音楽ですが、題材はグァンタナメラとか、キサス・キサス・キサスとかラテンど真ん中を突いていて、売れ線を意識してます。実際エスペランサ・スポルディングとかバックコーラスで呼んでるし。

最後にご紹介したキューバ人を除けば、どちらかというと静かな音楽が多くて、私も円熟したかな、などと思う次第で。

 

新年明けまして…

…おめでとうございます。

毎年末になると、Wordpress からブログ更新状況・アクセス状況を振り返るお便りがとどきます。それによると昨年は1年間で8記事の投稿。順調に滞りつつある当Blogでありますが、お読みくださる物好きの皆様には本年もよろしくお願いします。

iPod Classic ディスコンの悲報の一方で、ハイレゾとやらでポータブル・オーディオは高級化路線とスマホでいいや路線の二極化が進行中。そんななかで iPod nano を持ち歩いていた私でしたが、昨年末、ついに持ち物を iPhone ひとつに絞ってみました。 iPhone にイヤフォンを直刺しもまずまず悪くありませんが、やはりここはヘッドセットを使うべきでしょう。ということで、Audio Technica のATH-CKS77XBTという製品を買ってみました。

今まではイヤフォン交換可能なレシーバー型を好んで購入して来たのですが、レシーバー型では結局持ち物が減った気がしないのと、日常使用のイヤフォンを使うので、イヤフォン直刺しのときの音と無意識に音質を比べてしまって、音楽を楽しめないんですね。そこで今回はえいやっと、イヤフォン交換不可の首掛け型の本機を導入。AACコーデック対応というのも、実は効果がよくわからないけど、魅力的。

使用感はまずまず。iPhone から電池残量が確認できたり、真ん中長押しで Siri が起動できたり、iOS との親和性が高い。ヘッドセットの音量調整スイッチで iPhone 本体のボリュームが変化するのも、なかなか好印象。前に使用していたヘッドセットではヘッドセットのボリュームとiPhoneのボリュームとが別々に動くのが気持ち悪かったですから。

音質は「ソリッド・ベース」の謳い文句のようにやや低音強調型ですが、高音もそれなりに。低音強調というとロック系向きのように思われますが、実はそっち系の音楽はもともと低音強調録音だったりしてモコモコしがちになることもあるようで、むしろクラシック音楽が意外にきれいに聞こえます。音楽のエネルギー感が若干不足する感じもしますが、音質はBTワイヤレスとしてまずまず及第点ではないかと。音の途切れも通常使用ではほとんど経験しません。

弱点としては、マイク・リモコン部がちょうど頬のあたりにきて、ほっぺたをぺちぺちしちゃう。これはちょっと実際に使ってみないと分からなかったですね。あと、持ち運び時に予想以上にかさばる。まあポケットに入りますが。防水・防滴でもないので、そのあたりも注意。首掛け式ではありますが、スポーツ時の使用を意識した製品ではありません。

当面はこちらのヘッドセットと音茶楽または Fostex のイヤフォンの併用という感じで音楽を聴いています。

Brandee Younger 4tet

141107-0001少し更新をさぼったかな、と思っているともう3ヶ月も経っていました。この間も、長らく噂のあった林檎印腕時計やら OS X 10.10 やらの発表はありましたがなんだかいまいち書こうという気が起きなかったのですね。当サイトも一応 Mac系その他系なのですが、まあしばらく「その他系」で攻めてみようかな、と。

ということでひさしぶりに音楽の話題を。私の場合、新しい音楽はいつも Podcast から入ってくるのですが、これは異色なハープ奏者がリーダーを取ったジャズカルテット。4tet という書き方がなんだかもやもやしますが、まあしょうがない。味付け的にハープが入るジャズ作品はときどきありますが、ハープがリーダーを取るのは珍しい。ずいぶん昔の作品では、50年代後半から活躍した、Drothy Ashby というプレイヤーがおりまして、ベイシー楽団の Frank Wess がハープに乗せて軽やかなフルートを聞かせてくれていた、” In a Minor Groove” あたりは名盤と言えましょう。それはもうスィング・ジャズの時代の話ですが、こちらの Brandee Younger さんは、ハープという楽器のイメージからは想像のつかないロックビートに乗せて、70年代フュージョン風なフレーズを聞かせてくれます。ハープの響きが、クラシックよりはむしろアフロな雰囲気を醸し出してくれるんですね。アフリカの民族楽器で、Kora(コラ)というやつがちょうどこんな感じの響きがするんですよね。ハープに絡むソプラノとテナーもなかなか良い。独特な世界感を聞かせてくれるアルバムです。

ちなみに、iTS にも出ていますが、Bandcamp.com ならもうちょっとお安く買えるようです。

Wish we could say more…

140903-0001一週間前なのでそろそろひとこと。いわゆるウェラブル・デバイスが出るとか出ないとか様々な噂が出ているようですが、この招待状を見ればそれはもう書いてあるような気がするのですがね。つまり、日付が大きく書いてあって、その下に “Wish we could say more. ” とあるわけですが、「日付」のほかにもっと言いたいことがあるとしたらつまりそれは「時刻」でしょって。

A Happy New Ear ! 音茶楽 SpinFit

Photo 195先日、愛用していたイヤフォンの音茶楽 FLAT4 粋の片チャンネルの音が出なくなってしまいました。しかも保証期間1年をぎりぎり越えてから。。
普通のイヤフォンならここで別のイヤフォンを探すところですが、約3万円の高級イヤフォンですし、繊細かつきらびやかな音は他には代え難い。ということでメーカーさんに相談してみたところ、修理代は7000円+消費税とのことで、修理を依頼しました。そして、修理のついでに音茶楽さん限定販売のイヤーチップ、SpinFitをお分けいただくことをお願いして修理品と一緒に送っていただきました。ちなみに、FLAT4の修理品をこちらから音茶楽さんに送付してから修理完成品が届くまでちょうど1週間ほどで、迅速かつ丁寧なご対応をいただきました。このあたり、小回りの効く国内メーカーならではのアフターケア。改めて良い買い物をしたと思いました。

半透明のカップの中に明るいオレンジのダクトが見えて、水菓子のような外観が美しい。で、その秘密というのはダクトとカップの接合部付近にくびれた部分があって、その部分がバネのように働くので、装着したときにカップが外耳道の形に沿って曲がり、より奥に挿入されるのだそうだ。と言葉で説明するのも面倒なので、こちらの製品付属パンフ(PDF)をご参照あれ。

装着してみると確かに他の一般的なシリコン製丸形イヤーチップに比べ、さらに一段階深く入ってくる感じ。Etymotic Research の3段キノコ並みに深く入るような気がします。音は確かに明るくなるようです。第一印象ではコンプライのフォームチップに比べると低音が弱い感じでしたが、FLAT4に装着しつついろいろな音源を聴いていくうちにハマってきた。何がはまるかというと、華やかでしかもきつくない、FLAT4の特徴ある高域がよりきれいに表現されるのです。しばらく聴いてみて、第一印象で低音が弱い気がしたのは、むしろコンプライでは高音が減衰した結果なのかな、と思いました。
FLAT4故障中に代打をお願いしていた、FOSTEX TE-05に付けてみると装着性が向上し、高域・低域ともに持ち上げられてきて、これも良い感じ。

ちょっと手に入りにくいのが難点ですが、これはおすすめです。