カテゴリー : Headphones

音茶楽 Flat-4 粋

さて、WWDC でベールを脱いだ iOS 7 はともかくとして、父の日が近づいてきたわけですが、父の日だからといって贈り物をくれる人がいるわけで無し、しょうがないので自分で自分に贈り物を。

何にしようかというと先ず思い浮かぶのはやはり普段使いのイヤフォン。約1年ほどの間メインで使っていたYAMAHA EPH-100 をどうも落としてしまったらしく、手元から消えてしまい、その後を引き継ぐイヤフォンがまだ決まっていない。今までいろいろ使ってきて、結構気に入っていたのは Etymotic Research のものなんですが、ER の1万前後クラスの商品はやや造りが雑で断線が多いという難点も。そこでいっそのこと、今回は音質に不満があってレビューもしなかった(ゴメンね) ZIK とレビューはしたけど、特殊なカタチゆえに装着感に難があってその後あまり使わなくなった XBA BT75 を売りに出し、その買取り代金で音茶楽さんのイヤフォンに挑戦。
挑戦、というのも扱いが限られていて試聴できる場所が近くにないんですよね。しかしネット上の評判は上々。その上今年から上位バージョンの「玄」が出て、「粋」は価格改定で二つのBT系製品をドナドナした買取り価格とほぼ互角のニッキュッパに!298ですよ、奥さん!
価格改定もそうですけど、決め手は上に置いた開発者のインタビューでした。この人は営業職はできないねえ、という素朴な語り口ですけど技術的にはよくわからないけどなんだか凄そう。そして開発にいたる発想が「お茶の葉っぱが捻じれていた」とか「スピーカにストロー差してみたら音が変わった」とか「イヤフォンを二つくっつけてみたらいい音が出た」とか、もう何か戦後日本モノ造りの系譜ですよね。

というわけで昨日の夜着いたばかりでまだまだ第一印象でしかありませんが、これは今まで聴いていた音楽をもう一度全部聞き直したくなりますね。「おや、こんなところでギターがひそかにハーモニクスを出してたんだ」「あ、ここ編集して繋いであるじゃん」みたいな発見があります。実際、昨日は iTS で買ったばかりでまだ聞いていない曲もあったのですがあえてそれは置いておいて、全曲シャッフルして聞きました。低音も低いところから出ているけれども決して中高域をジャマするわけでなし、高音もかなり上まで伸びているようですがさほどきつい感じはない。特にパーカッションやドラムセットはそれぞれの打楽器の材質の違いが鮮明に聞こえてくる。例えばコンガの音ですら、手が皮に当たる音、皮が振動する響き、さらに皮の響きが胴に伝わって胴が鳴る音、それらが見えるように鳴るのです。
これは気に入りました。音楽を聴くのが楽しくなる、そんなイヤフォンです。あえて難を言うとすれば、最近はやりのリモコンがないので左右がやや分かりにくいことくらいでしょうか。

Bowers & Wilkins P3

B&W P3

新製品の発売というとたいていどこかしらのニュースサイトに載ると思うんですけど、日本語サイトでP3の発売を告知するサイトは、当のApple Storeを除くとほとんど見当たらないような気がします。しかしともかく、ストア先行発売ということで、B&W ブランドのヘッドフォンとしては2010年発売のP5の弟分ともいうべきP3が先週末から日本でも発売になったようです。
ということを暑くて寝苦しい先週土曜の早朝、iPhoneのApple Store アプリで発見して思わずポチッとしてしまったわけであります。
と、いうのも日ごろ辛口のiLoungeのレビューがいつになく好意的だったので、しばらく前から気になっていたんですよね。
オーバーヘッド型としては非常に小ぶりな造りですが、洗練されたデザイン。p5では本革で高級感を醸し出していましたが、こちらはシリコーンラバー(?)と布の外装。左右のユニット部分はアルミでしょうか、ヘアライン処理の上に Bowers & Wilkins のロゴがキラリと光ります。宣伝によると折り畳めば上着のポケットにも入る、と。まあ大きめのポケットなら入らないことはないでしょうが…いずれにせよ持ち運びには付属のハードケースがしっかりしていて、なかなか良さげです。
肝心の音は、まだ1時間も使っていないのであくまで第一印象ですが、低音が豊かでよく鳴ります。ウッドベースの弦がブゥーンと鳴るのが心地よい。それにくらべると高域はややおとなしいでしょうか。いわゆる「ドンシャリ」ではなく、全体として中低音にフォーカスした音作りのようです。遮音性は、さすがに耳穴にシリコンプラグを突っ込むカナルタイプには負けますが、耳たぶ全体を上から覆う形状が良いのか、そこそこ地下鉄での使用に耐える程度と言えるのではないでしょうか。(※ 追記あり)
難点を挙げるとしたら、コードがちょっと安っぽい感じで、プラグも真っ直ぐなので断線しそうな気がします。あとは頭への締めつけがやや強めかと。後者の問題はまだ使い始めだからかもしれませんが。
実は今まで通勤時の音楽再生にオーバーヘッドタイプのヘッドフォンを使用したことはないのですが、イヤフォンとはまた違う音場感が楽しめるので、しばらくこちらをメインで使ってみようと思います。

(8/7 追記)
遮音性について「そこそこ地下鉄での使用に耐える」という部分は、個人差があると思います。P3を装着しても環境音は普通に聞こえてきます。遮音性を重視するなら他の製品を選択するのが賢明でしょう。

YAMAHA EPH-100

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ERのイヤフォンを購入したのは約一年前のことでしたが、早くも被覆が割れて断線寸前。ということで後継機種を物色していたのですが、有楽町の某Bカメラはヘッドフォン売り場が昇進して堂々一階フロアーへ。そのせいか売り場がやたらとうるさくてとてもじゃないけど試聴にならない。ならばいっそのことエイヤっと視聴なしでオンライン購入したのが、この YAMAHA EPH-100というイヤフォン。何せヤマハのオンラインサイト限定販売なので店頭ではまずお目にかかれないという品物。
音の評価はいろいろ主観も入るので難しいものですが、傾向としてはERに似て、ややおとなしい音ながらしっかり低音から中高音まで再現する感じ。金管大編成などはもう少し派手にやって欲しい気もしますが、小編成でのピアノや弦は綺麗に鳴らしてくれます。特にライブやスタジオライブ風な録音では残響も聴かせて空間の雰囲気を良く表現するのはさすが。
絡み防止の工夫もあって、二つのユニット部分とプラグ部分を束ねるだけの話なんですが、これで結構効果があるようです。
一部のレビューでタッチノイズが気になるというものも見かけました。確かにタッチノイズは拾いやすいようですが、これは耳の後ろから回して装着すると軽減されるようです。
遮音性も優れているので、しばらくメインで使わせていただきます。

XBA-BT75

しばらく愛用していたERのイヤフォンが早くも断線しかかって銅線がむき出し状態に。なんとまあ。。
というわけで後釜をどうしようか、とおもいなやんでいたところに、某F屋AVIC通販サイトの週末セールでSONYのボックスレスヘッドセット、XBA-BT75がなんと12,800円というのを見かけてしまったわけです。希望小売価格は2万超え、ソニースタイルではイチキュッパ、価格ドットコムあたりで見ても1万4000円代からですから、これはお買い得、ポチッとせざるを得ないお値段でありましょう。
というわけでまだフタを開けて三日くらいしか経っていないのですが、とりあえずの使用感。

  • 青歯ヘッドセットとしては音は良いと思います。良くも悪くも癖のない音。さすがにERの直刺しイヤフォンとくらべるとちょっと劣るかもしれませんが、遮音性もかなり良いほうなので、全体としては満足の行く出来ではないかと。
  • 耳元の箱がさすがにちょっと大きいですが、上から引っかけるカナル式になっていて、そんなにじゃまな感じはありません。私の場合、イヤーパッドを小さいものに付け替えました。装着感があまりよろしくない場合はイヤーパッドの大きさを調整してみた方がよいでしょう。ただ、結局耳に突っ込んだイヤーパッドで固定されているだけなので、激しい運動には不向きと思われます。
  • ハタからみると威圧感があるのかもしれません。このヘッドセットを装着すると歓楽街の客引きが声をかけてこなくなるようです(笑)。これは思わぬ副次的効果でした!
  • ちょっと残念だったのは、右のヘッドセット下側の発話ボタンが、電源ボタンを兼ねているためか、長押しでのSiri起動ができません。Siriが起動する前にヘッドセットの電源が切れてしまいます。これは残念。(もしかしたら他の操作方法があるのかもしれません。誰かSiriませんか?)
  • ヘッドセットを小さくしたことで連続使用時間が少なくなった分を、ドック型ケースに電池を入れてカバーしたのはなかなかのアイディアだと思いました。ただ、このケースがないと充電ができないので、ケースを無くすわけにはいかないという。万一なくした場合、ケースだけをばら売りしてくれるのかなぁ?売ってくれるとしてもお値段もそれなりだろうなあ…

そういえば、ソニーからは、近々SDカードを入れて小型プレイヤーとして使えるヘッドセットが出るらしい。(via Smart Wireless Headset pro | Stereo headset – Sony Smartphones (UK) )それはそれで面白いコンセプトだし、ひょっとするとこれからのiPodもそういうふうになっていくのかもしれませんなぁ。